「相沢、今すぐ僕と別れて彼に告白するんだ。どうせ僕は6頭身さ」 「は?」 ショックでうつむくと、自分の短い足が目にはいる。 いや僕の足が短いわけではない。 伊藤君の足が長いだけなのだ、きっと。 「相沢、とにかく僕と別「うるさい。とにかく作戦をかんがえるのが先決よ」 僕の提案もむなしく、彼女は獲物をねらうような目で伊藤君をみつめていた。 作戦ってなんだよ。 どう考えても、その美貌をいかすべきだ。