「相沢さんと伊藤、保育園が同じらしい。高校で再会したんだって」


「運命の再会、ってやつだな」


友達のタクヤとサトルが僕を哀れむような目で見る。


教室の入口では、相沢と伊藤君が立ち話をしていた。


どこからどう見ても美男美女カップルだ。


悔しいけど、そうなんだ。


「はい、お前の青春終了~」


タクヤが僕に向かって投げた言葉は、見事に僕の胸の芯を貫いたのであった。