「ねぇ、茜、私ね、告白することする!。」
「えぇ、佳奈いきなりだなぁ。」
高1の夏、私は好きな先輩に告白することにした。
カッコ良くて面白い中学校からの片思いの相手。
絶対告白するっとおもっていると
中庭に先輩を発見っ!
「あのさ、北出先輩呼んでくれない?」
「あぁ、いいよ。」
と呼んでくれたのは保育園からの男友達の大和。
大和は先輩を空き教室に呼んでくれた。


空き教室で待ってると、
「どうした?」
「あの、私中学校の頃から先輩のことが好きでした。
よかったら付き合ってください」
私の思いは全部伝えれた。フラれても悔いはない。
「あの、ごめん…俺さ、彼女いんだ。本当ごめん…」
噂で聞いてて駄目もとだったけど、結構ショック。
「いえ、話聞いてくれて有難うございました。」
ヤバッ、涙でそう…。

はぁ、教室行って帰る用意しようと、思っていると、
「あの、大丈夫か?…ごめん、聞いてた。」
おいおい、何聞いてんだよ…別にいいけど。
「まぁ、自分の思い伝えれたから。」
「あのさ、こんな時で悪りぃんだけど、俺さ、ずっとお前のこと好きだったんだ!
いつでもいいから返事くれ。」
私は、思わず、
「うん…。」
と、言ってしまった。


教室に行くと、茜が心配そうに待っていた。
「どうだった…?。」
「…だめだった…」
茜はそっかと言うと、よくやったと、頭を撫でた。
「よぉ〜しっ、今日はケーキでも食い行くか。
もち、うちがおごったげる!。」
そして、ケーキ屋で茜に今日のことを全部話した。
「あんたは大和のこと、どう思ってるの?」
「…わかんない…」
「まぁ、あんたの気持ち次第だからね、
あんたが考えて返事をしたげな。」
確かに茜の言うとおりだけど、大和は…
そんなふうには見れないよ…
自分の気持ちがわからないよ…