キライだけどダイスキ



「行くー!
今年も浴衣着たいなぁ。」


「浴衣って去年着てたやつ?」


「うん!あれお気に入りなんだ。」


去年の夏に、花火大会のためにと散々迷って買った浴衣。

紫色のちょっと大人っぽいやつだから、似合うか不安だったんだけど、思ったより評判がよくて今ではお気に入りなんだ。


「あれはエロかったよなー。」


「エロいって…!
言い方考えてよねー。」


「だってほんとじゃん。
で、お前はエロい浴衣姿を他の男に見せなくていいのかよ。」


はぁー?!
他の男ってだれ?!
てか私昨日フラれたばっかりで他の男って…


「いやー、それはないよー。
私心変わり早過ぎるでしょ。」


「でも他に気になる奴いたんなら、別れたばっかりとか別に気にすることないだろ?
誰もそこはきにしねーよ。」


「いや、周りが気にするかどうかが問題なわけじゃなくて、自分の問題だよ。
だってさ、相手の事好きだから付き合うわけじゃん。
それなのに他に好きな人がいるのはおかしいよ。」