キライだけどダイスキ



「南はさ、走ってて楽しい?」


「ああ。まあ、練習がきつい日は、やめたいなとか、諦めて練習終わろうかなとは思うけど。そうしないのはやっぱり好きだからじゃないかな思う。」


「そっか、そうだよね!
南は練習途中でやめたことないもんね。
そういう誰よりも頑張るところ、本当に尊敬するよ。」


「ははっ!ありがとう。」


「いーえー。」


南は普段はクールでいつもすました感じのやつだけど、部活のときは全然違うんだ。
すごく自分に厳しくて、常に、どうすれば早くなるかを考えている、かなりの努力家。


「あー、はいはい、そこー!
陸上の話でイチャイチャしない。

ほらー、鈴木がいじけちゃうからー。」


「え?!鈴木ヤキモチやいてるの?!かーわいー!」


「は?こんなことでいちいちいじけないわよ。
ヤキモチとかもっとありえないから。」