「名前が似ててややこしいんだよ。」
「いやいやいや!
ショートとセンターが似てるって言ったら全部一緒になるだろ!
つーかお前ちっちゃい頃やんなかったわけ?
あ、それかサッカー派だったとか?」
たしかに真鍋が言っていることはわかる。
小学校の頃って男の子は基本サッカーか野球やってたもんなー。
「いや、俺はもっぱら野球派だったけど。」
「じゃあなんでこんな基本がわかんねーんだよ?」
「俺ガキの頃頭悪かったから。
野球は6年間やってたけど、ルールとか全然覚えられなくてさ。
ルールわかんないとつまんないからやめた。」
南が野球のルールが覚えられないくらい頭が悪かった…?
「そ、そんなバカな。」
「そ、そんなバカな。」
真鍋と私の声が重なった。
今では学年でトップクラスの秀才がそんな頭が悪かったわけないよ!

