「はじまった…」
俺は急いで智佳をさがし、屋上へ連れてきた。
廊下は生徒でごった返していて、進もうにも進めない。
「俊太郎、怖いょ…あたし怖い。死にたくない。」
「ここにいればひとまずあんしんだ。」
俺らがかくれたのは、屋上にある水の貯水庫みたいなところ。
最近では使われていないらしい。
そのため、なかは空洞で隠れられた。
ここにいれば心配はないとおもっていた。
「ぜぇったいに声だすなや!!!えぇか?」
「うん。」
智佳は、不安そうに上をむいた。
その時、屋上の扉がガシャンと乱暴に蹴るなり、ズカズカと男がちかずいている。


