0ゲーム~ゲームの始まり~


けど、女子は顔を歪めた。


「もし、見つかったら…どうすればいいの?」



「そうだょ…あそこじゃ、逃げ道が…」



ひなのは、今にも泣きそうな顔で俺をみた。



「たしかに、見つかったらにげみちがな───」



ひなのと結依の声に耳を傾けた翼が言葉を止めた。



「翼?」



結依が翼の顔をのぞきこんで、翼の視線が一点に集中していることに気付き、結依もそこに目を向けた。



「ひっ…!?」



「結依?」


「─ツが…アイツがいるっ……」



結依がゆっくりと腕を上げ、アイツがいる方へ指を向けた。



「あっ…ひぁっ…」



「…なんだ……なに…してんだょ…アイツ!!!!!」




アイツは、転がってる死体を食べていた。



骨までも…




あそこは…

Sクラス?



「なぁ、あそこって…」



「Sクラスだ。」



慶太は冷静にアイツの行動を見ていた。



すごく、寂しそうな目で…