けど、女子は顔を歪めた。
「もし、見つかったら…どうすればいいの?」
「そうだょ…あそこじゃ、逃げ道が…」
ひなのは、今にも泣きそうな顔で俺をみた。
「たしかに、見つかったらにげみちがな───」
ひなのと結依の声に耳を傾けた翼が言葉を止めた。
「翼?」
結依が翼の顔をのぞきこんで、翼の視線が一点に集中していることに気付き、結依もそこに目を向けた。
「ひっ…!?」
「結依?」
「─ツが…アイツがいるっ……」
結依がゆっくりと腕を上げ、アイツがいる方へ指を向けた。
「あっ…ひぁっ…」
「…なんだ……なに…してんだょ…アイツ!!!!!」
アイツは、転がってる死体を食べていた。
骨までも…
あそこは…
Sクラス?
「なぁ、あそこって…」
「Sクラスだ。」
慶太は冷静にアイツの行動を見ていた。
すごく、寂しそうな目で…


