「はぁっ、はぁっ…」



あとちょっと…



グジャッ、グジャッ…




真っ白だった靴下は赤く染まり、あたしの肌には赤い液体がしたたり落ちてる。

─ズルッ

「きゃっ」



あたしは真っ赤に染まった手につかまれていた。



つかまれた拍子に赤い液体にしりもちをついた。



──パシャン



この時、あたしは正気にもどった。