「みんなっ…あのわけわかんないのにつかまって…だれかわからないけど、助けてくれて、必死ににげてたら、屋上にきてて…」




「そうか。」



「なぁ、和哉。この[0ゲーム]って、Sクラスをつぶそうとしてるよな?」




「なんで…だ?」


「だって、ゲームオーバ-になったのってSクラスのやつらだろ?でも、そこら辺でしんでるのは、犠牲者ってなってる。」



「そうだな。」




「可能性はあるな。」




「なんで…Sクラスなの!?」



「それは分かんねえけど。」



「なんでっ!?なんでわかんないの!?」



「俺がつくったんじゃねぇからわかるわけねぇだろ!?」



口論になっていると、それをききつけたのか、誰かがドアをただいてる。



開けようと手を伸ばしたとき、ドアに赤い何かがついた。




───血!?



「あいつが来たかも!!!かくれろ!!!!」



おれはみんなに小声で支持した。