0ゲーム~ゲームの始まり~



トイレから出て教室へ向かう途中、階段から足を滑らせて落下しそうな女子が目の前にいる。




それがスローモーションのようにみえた。




助けなきゃ。



そう思う前に、俺の体はうごいていた。




「きゃぁっ…」



俺の伸ばした手が彼女の腰に回った。