トイレから出て教室へ向かう途中、階段から足を滑らせて落下しそうな女子が目の前にいる。 それがスローモーションのようにみえた。 助けなきゃ。 そう思う前に、俺の体はうごいていた。 「きゃぁっ…」 俺の伸ばした手が彼女の腰に回った。