屋上にくるまで何人もの死体が転がっていた。 そこらじゅうが血でいっぱいだった。 まさに地獄絵図。 なるべく見ないようにいそいで屋上へむかった。 「どこだ…?」 「あの中…」 智佳は俺らがかくれていたところを指差した。 おそるおそる開けると、ど真ん中に首がおいてあった。 「うわぁっ!!!!」 「翔…稀ぃっ……」 智佳は翔稀の首をみるなり、泣き崩れ、翔稀の首を抱き締めた。 そのとき、メールがきた。