君とは違う私の世界。





ここデス・ヘヴェンは捧げられた魂からなっている。


捧げられた魂と言うのはつまり デス・ヘヴェンに全てを差し出したデス・ヘヴェンの王 今のロジェルタ・バーニャの魂ということになる。


デス・ヘヴェンには 王が尽きてはならない。


王の捧げた魂から デス・ヘヴェンという空間が存在しているからだ。


王になった者は まるっと100年をここで過ごす。


100年が経てば やがて時がきて いわゆる宇宙のちりになるのだ。


魂を捧げ失ってしまえば 星にはなれない。


そして魂を捧げなければならないのは 王だけではない。


それは 罪を犯して死罪を受けた犯罪者だ。


その場合は 星はもちろん宇宙のちりにもなれない。


永遠にデス・ヘヴェンの番人として ここに遣えなければならない。


ジェリロリックが言うことはつまりこうだ。


俺を星にさせまいとするならば 俺は迷いなく生き返る道を選ぶ。 その為の魂を手に入れる。


そんなことをされてしまえば 罪のない1人が星になれなくなるのだ。