あのこになりたい

いつもそう…


どうしていつも何もかも否定するの…?


シュンがいたからお兄ちゃんの笑顔見れたんじゃない…

どうしてシュンのことひどく言うの?



私は自分の部屋へと戻った。


お兄ちゃんが羨ましい。


こんなに支えになってくれる人がいて…


私がお兄ちゃんみたいになったら誰か心配してくれるのかな。


親身になってくれる人いるのかな…


誰もいない気がする。



私はすごく孤独な気持ちになり、静かに泣いた。


初めて教科書も参考書も開かず、ただベッドでうずくまったまま夜を過ごした。