あのこになりたい

体育祭当日。


晴天すぎるぐらいの晴天。


「リレー頑張ってね」


母に見送られて私は学校へと向かった。



電車に揺られながら私は最近会ってないシュンを想った。



あのキスの感触。


シュンの照れた顔。


腕の強さ。



これはシュンに逃げてることになるのかな…



私は、ただぼんやり外を見ていた。



綾と幸輔…


ちゃんと続いてるかな。



9月が終わるまでにちゃんと決着つけよう。