「さっ帰ろっか!」

桜ちゃんが泣き止んだのを見て言った。



「うん!」



「俺、桜ちゃんと一緒に帰ろうと思ったんだけど、思いのほか走るの遅くなって」



「ううん、ありがとう!あたしこそ遅くまでごめんね。」


「じゃあ行くか!」