桜ちゃんは不思議そうな顔をしてる。
そりゃそうか。


「俺もここ住んでるんだ。」



「あ、そうなんだー。へー偶然だねってえーーーーー!」



なんてベタな驚きかた。


「ふっはっはっはっ桜ちゃん面白すぎ」


「わ、笑うことないじゃん。」


膨らました桜ちゃんのほっぺを突ついた。



「じゃあ行こっか!桜ちゃん何階?」



「8階。真辺くんは?」



「俺は7階」



「近っ」



そうだね。と返事をしながら、エレベーターに乗った。