「桜ちゃーーーん!!」


桜ちゃんは相沢と一緒にいた。


相沢はニヤニヤしながら、桜ちゃんを見ているけど、桜ちゃんはどっか悲しそうな、嫌そうな…


俺が一歩近づいたら、桜ちゃんは一歩下がる。


すっげー悲しいけど、そんなの考えてる暇なんてねー!


「桜ちゃん!今日放課後一緒に帰ろ?」


この質問は、あの日から毎日しているけど、
桜ちゃんは…


顔を横に振るだけ、今日、もか…


「じゃあまた一緒に帰ろうね?」といって笑う俺だけど、内心結構へこんでたりする。


桜ちゃんが今だに男と喋ってるとこ見たことないから、一安心。

俺だけに心開いてくれないかな?

なーんてな、今は誰に心開いてもいいから、その中に俺がいたらいいな。