フェンスを飛んで降りたとき、すぐに真辺くんは抱きしめてくれた。


やっぱり、もうこの腕の中でしか、安心出来ない。



「うぅ、うわぁ~ん」

子どものように泣きじゃくる私を、より一層強く抱きしめ、背中を優しくなでてくれた。