「違うよ。違う!あたしが悪いの!あたしが悪かったの!!どうせ短いあたしの人生。少しぐらい早く死んだって一緒でしょ?」


「短い、人生…?」


「あたし、病気なの!手術は莫大な費用がいるから、ママに負担はかけさせたくないから!受けないの!だから、あたしは、手術をしない道を選んだ…。あと、どれぐらいもつんだろね、この体。」


「桜ちゃん…」


「だからね、大切なものは作っちゃいけない。病気が分かったときから、そう決めてたの!でも…できちゃった。ははっ…。もうこれ以上大切になったら、死ぬのが辛いのが、目に見えてる…。だから、その前に死のうって。」