「僕も美魅も入学式出なくていいって♪…僕ね昨日、ちゃんと寝てないんだ…だから、ね?いいでしょお?」 「ととと隣のをお使いになったら、いかがでしょう!」 これ以上近くにいたら、あたし、もっとゴリラになっちゃう! 「やぁあだ!美魅と、ねる!」 「ブフゥゥウウゥ!」 さっきより、十倍増しの蝶々があたしの鼻から、飛び立った。