「……はっうぅ〜!」
意識が戻ったあたしは、勢い良く起き上がったのはいいもの、頭に激痛。そして、鼻にティッシュ。
「あれ?どこだここ?……っは!天国かっ!天国なのか!?オォ〜マイガァ〜!あたしには、まだやり残したことがたくさんあるってのにぃいぃぃ!!」
「ぶはっ!」
「…っへ!?…もももしかして…天国への入り口が開いたのぉ!?」
「ふふっ」
「あぁ…ママ、パパイヤ。あっ、ぱぱ。美魅は死んでしまいました。どうか、この親不孝者をお許し下さい……あたし、なんて偉い子なの!潔く自分が死んじゃったことを認めて!……うぅ…う〜」
「大丈夫ですか?」
「へ!?」
「美魅。生きてますよ?」
…美、魅?…てか、この人さっきの可愛い子じゃぁ〜ん!やば、鼻血でそう…
「美魅?」
「…美、魅?」
呼び捨てとか……鼻血のパレード!!
「呼び捨てダメ?」
う!上目遣い…ヤバイ!
「全然!むしろ嬉しい!」
うん。もう、小躍りしそうなくらい♪
「そう?なら、美魅!」
「はう!?」
「僕も一緒に…寝ていい?」
「へぇっ!?」
