「はいはい、ごめんないさね~~!だ!」


私の趣味は確かに変わってるかもしれない。


でもそのことを唯一、「普通」に見てくれる人がいる。


それは親友の「夏希(なつき)」


通称、なっちゃん

私と違って大人っぽくて綺麗な黒髪の「姉さん」てきな存在。


今日の朝だって、私の趣味の話を笑いながら聞いてくれた。


「にしてもさぁ~、羽海は魔法の話をいつもニコニコで話してくれるけど飽きないの?」


「えっ!飽きるわけないじゃん!!だってだって~!魔法って願い事だって叶っちゃうしほうきで空も飛べるんだよ~!」


そう、私の変わった趣味、人を引かせる得意技は


「魔法のことを永遠に喋ることだ。」