「ねぇ、どうして奈美(なみ)はいっつもカキ氷にイチゴミルクをかけるの?」 友達とカキ氷を食べに行くと必ずと言っていいほど聞かれるこの言葉。 「他にもたくさん種類があるんだから、別のにしたら?」 いい加減聞き飽きた。 それでも、私はイチゴミルクをかけ続ける理由がある。