“今でも君が大好きです” この言葉はもう伝えることは出来ないから、私の心の中に秘めておくの。 一人で見る花火はとても寂しかったけれど、それ以上に美しくもあった。 家に帰ったら陽子に電話しよう。そして、思いっきり泣くんだ。 ―――花火の下で交わされた最後の言葉は“別れよう”でした。 *花火の下で言葉を交わした少女の話*