「その通り!」 俺が勝手に解釈すると、またしても背後から天使の声が聞こえた。 「何でお前いるんだよ」 今から最初で最後の勇気を振り絞り告白しようとしてるのに。 「安心しろ。お前が告白するときは消えてるから」 いやいや、安心しろとか言われても困るんだけど。 「それじゃ、そろそろあの子が来るはずだから頑張れよ!」 いきなり現れた天使はそう言い残すとまたいきなり消えた。 そして、天使が消えたとほぼ同時に屋上のドアが開いた。