天使(自称)は後ろについている羽を指差し、言葉通りに飛んだ。 「へぇー飛べるんだー。いいなーその羽ー」 「お前それ絶対信じてないよな!?しかも棒読みだし!」 このやり取りがめんどくさくなってきた。 だから、もういいコイツが天使ってこと信じる。 俺の願いを叶えて成仏させてくれるんなら、コイツが何者でもいい。 俺はただ、アイツに――― 「もう信じるよ。お前は天使で、俺の願いを叶えて成仏させてくれるんだよな」 告白したいだけなんだ。