俺が考えていると友達がさっさと行こう、と言い出すから先に行かせ、俺はガラス玉を見つめていた。 「おやおや。そんなに悩むほど好きな子がいるのかい?」 俺が真剣に考えているというのにおじさんは冷やかしてきた。 「ち、違っ!そんなんじゃ...」 慌てて否定しようとしたがおじさんは俺の気持ちなどお見通しのようで、ニヤニヤと笑った。