夢を見ていたものたちは、どこか輝いているように見えた。


その輝きが、僕には眩しすぎた。
それは目も開けられないほどに。



「今年の夏も僕は夢を見なかったけれど...」



みんなの夢を見ているだけで、僕は楽しかった。

ときには悲しむ人間もいたけれど、それでも夢を見ていたことに間違いはない。