私は気づかぬフリをしながら、目的の場所―――まずは花屋―――に向かう。 その間、藍は必死に私に見つからないようについてきていた。 藍がストーカーするのは、私に興味をもってくれているから。 そう考えたら不思議と嬉しくなった。 私、ストーカーされてるのに。 今日こそは友達ができるかな、と思いながら花屋へと向かう。