*** 「でもおかしくないか?幽霊って言うなら、君は一度死んでいるってことだろう?」 「そうだよ。でもね、神様は幼かった私にチャンスをくれた」 「チャンス?」 「そう。毎日、森の奥に建てられた私のお墓に毎日お花を供えること。そうすれば、お花が供えられているかぎり私はこの世にいられるの」 もしも僕が君の話を信じるなら。 君が毎日花を持っているのは、君が生きられるようにするためってことだろ。 そんなの、君がわざわざやる必要ないじゃないか。 ***