憎んで憎んで、彼に会いたくなったときは必ずイチゴミルクのかかったカキ氷を食べるの。


たとえ身も凍るほど寒い真冬だったとしても。



―――彼に会いたいから。


たったそれだけの理由で私はカキ氷にイチゴミルクをかけるの。




*思い出に囚われた少女の話*