憎んでも意味が無い。 分かってる。分かってるけど、憎んでしまう...――― そんな私を救ったのは、彼の「イチゴミルクってお前みたい」という言葉だった。 あの言葉は、最高に意味の分からない言葉だけど最高に嬉しかった言葉だったから。 私が彼との思い出を思い出す方法は、この言葉しかない。