「好きだよ。...あ、もう死んじゃったから好きだったよ、か。でもさ、もし俺が死んで君の元へと行けたら、そのときは笑って俺を迎えてね。
......じゃあ、これで来年のお盆までさよならだね。そっちでも元気で。
また、来年もここに来るから。そのときは花を持ってくるね。
それじゃ、また来年会おうね。...バイバイ」
俺はそう言った後、溢れる涙を服の袖で拭いながら元来た道へと戻っていった。
そのとき、気のせいかもしれないけど......暖かい風が俺を包み込んだんだ。
*伝えたかった少年の話*
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