「おーい、何やってんだよ。ずっとそんなとこに居て。 もう行くぞ」 そう言いながら俺の腕を引っ張ったのは一緒に夏祭りに来ていた男友達だった。 「悪い。俺もう少しここに居るから先に回ってて」 俺は友達に言い、その場でじっと屋台に売られているガラス玉を見つめていた。