涙が途絶える日まで



「バイバーイ」

『うんばいばいっ!』

「じゃあね瑠美。幸せになれっ!」

「あずさ…ありがと♪」

「またあしたね!」

『あっ!絢奈アイスありがとう!』

「気にすんな~」

梓、絵玲奈それに絢奈に

笑顔で手を振る。

楽しかったな。

みんな私のこと気にしてくれてる。

ブーブーブー

『メール?』

〈これから一緒に帰んね?〉

学校のことかなっっ??

あ…でも私部活が…。

《ごめん私これから部活行かないと…》

〈俺もサッカー部だからさ〉

えっ

來弥部活入ってたの?

全然知らなかった…

小学生の時もサッカー少年

って感じだったなぁ。

そんなに上手いのかな?

《それなら一緒に帰れるね!》

〈おう〉

《じゃあ部活終わったらあの河原に》

〈わかった!〉

その日にしたメールはたったそれだけ。

でも來弥が私のことを

好きでいてくれるなら

私はメールなんてしなくてもいい。

帰宅した私は

ご飯を食べてお風呂に入り

すぐに眠りについてしまった。