涙が途絶える日まで



「るーみぃ~?」

絢奈がにこにこしながらこっちに来た。

何を聞かれるのか

なんとなくわかってるから

ついにやけてしまう。

私今日にやけてばっかり。

変態だあ…。

『あやな…』

「頑張ったなぁっ!」

『うんっ!絢奈のアドバイスのおかげ』

「瑠美。私あんたの幸せが一番だっ!」

絢奈にきつく抱きしめられる。

だから私も強く抱きしめた。

『ありがと~』

「今日いっぱい話し聞くから!」

『放課後マッキーだね!!』

「アイスおごったげるっ」

『わぁい!』

「なになに~?瑠美どしたの?」

私と絢奈が

盛り上がってるのを見た梓と

絵玲奈が話しに入ってきた。

『梓。絵玲奈。放課後マッキーねっ♪』

「まじで~?」

「おっけ!」

『へへっ』

さっきまで一緒にいた來弥に

こっそりピースサイン。

気づいた來弥も

私にピース。

こんななんでもないことが

今の私にはこれ以上ない幸せ。