「昔は告白されたら、好きでもない女子とも付き合ってたのにな。」

「もうその遊びには飽きたんだよ。」

「ひでーこと言うぜ。」


そんな話しをしながら俺たちは教室に入った。

すぐ目に入ったのはオタクで有名な宮間波留だ。
また今日も漫画を読んでニヤニヤしてる。

「宮間ってさーオタクじゃなきゃモテるよな?」

涼太が俺の耳元でそう呟いた。

まぁ、たしかに顔は悪くない、というより普通より可愛い。

「たしかに、顔は可愛いよな。」