血が吸えない吸血鬼。





クスクスと笑い声が響いた。



「ユエ!!」



ルルがユエに追い付いて、服を握る。



「ユ、ユエ!・・・・あれは違うの!私はあの人となんて・・・!きゃ!」



ルルが言い終わる前にユエがルルを突き飛ばす。



ルルは床に転がる。



「ユ・・・エ・・・?」



「・・・」



ルルを見下す瞳。



それをルルは知っている。



「ユエ・・・違う、違うよ・・・私はあの人と仲良くなんかない・・・」



必死に伝えるが段々声は震える。



「あはは・・・」



ユエがいきなり小さく笑った。



「・・・ユエ・・・?」



「弁解なんて聞きたくもない。何を言っているんだ?あいつとキスをしたくせに。今さら何を言っている?」



冷たい言葉。



ユエ・・・。



ルルは悲しくなった。



目の前にいるユエはルルを見下している。



「もういらない。昔からそうだ。女はそうゆう生き物だよ。」



「!?」



ユエがルルの首を掴んでいる。



「・・・っく・・・る・・・しっ・・・」



細いルルの首なんかすぐに折れてしまいそうだ。



「・・・はっ・・・・うぅ・・・」



「もっと苦しめばいい。・・・ああ、ルルばこっぢのほうが好きか。」



ユエは冷たく笑うと首から手を離して首筋に舌を這わせる。



「!!?」



ルルの体は動かない。



ただ震えるだけだ。口がパサパサと渇く。