血が吸えない吸血鬼。




「自己解決しちゃうんだよ、何でもね。オレと貴女がキスしているところを見たらどう思うかな?」



い・・・嫌。



動かない。体が動かない!!



唇が近づく。



ちゅっと唇が重なる。



「首に腕を回して」



ルルの体は勝手に動く。



嫌なのに。嫌なのに。



こんなところ見られたら・・・・。



そう思った矢先、部屋のドアが開く。



「ルル?」



来ないで!!



そう思っても体は動かない。



「!?・・・ルル?」



すると、唇が離れる。



「やあ、ユエ。」



「貴様・・・何をしている・・・」


ユエの低い声が響く。



「何って見てわからない?ルルとはそうゆう仲なんだよ。ねえ?ルル?」



違う!違う違う!!!



ユエの瞳が暗くなる。



「・・・へぇ・・・」



その声はなんの感情もこもっていなかった。



ユエは部屋から出ていこうとする。



違う!違うよ、ユエ!!



ユエに本当のこと教えないと!!!



体を動かそうとしていると、ルルの体が自由になる。



「ユエっ!!」



ルルはそのままユエを追う。



部屋に残された赤い髪の人はクスリと笑う。



「あれを自力で解くなんて・・・。まあいいよ。きっともうユエは自己解決してるだろうしね。」