血が吸えない吸血鬼。




「ユエ疲れたの?」



ルルが首を傾げる。



「キライなんだよ、こうゆうところがね」



ユエは困ったように笑う。


・・・
・・



しばらくたったある日。


「やあ」


陽気に挨拶をして部屋に入るこの前の赤髪の人。


ルルはいきなり部屋に現れた赤髪の人に驚く。


「・・・ユエはこの部屋じゃない・・・」


すると、にこりと赤髪の人が笑う。


「貴女がいるからダメ何ですね?」


「な、何・・・」


「貴女がユエから嫌われれば良いということでした。」


ユエから嫌われれば良い・・・?


ルルは首を横にふる。


「・・・いや。」


「貴女は元々奴隷なんだから、奴隷に戻せば良いのだね。」


笑顔が怖い。


ユエ・・・・。


赤髪の人が何かを唱えるとルルは体が動かなくなった。


・・・ウ、ウソ・・・。


「ユエはね、短気なんだよ」


赤髪の人が指をならすと、ルルは赤髪の人の元に歩いていく。