「君の金髪に良く映えているし、金色の瞳も上手くでているね」
赤毛の男性はニコニコ笑う。
そこで初めて自分がきらびやかなドレスを着ていることに気がつく。
「・・・え・・・」
「ほら、」
赤毛の男性が鏡を見せる。
「え・・・なんで・・・」
ルルの瞳が金髪の髪と同じ金色の瞳をしていた。
「これは魔術の一種だよ。なんで君を連れてきたかというと、ユエがねパーティーから帰らないようにだよ」
ユエ・・・?
「婚約者候補がたくさん居るのに帰る帰るうるさくてね。」
胸が痛む。
婚約者候補・・・。
「ユエに君が来ていると伝えてあるから躍起になって探してるはずだよ」
「・・・あなたはユエのお友だちですか・・・?」
「そんなものかな?」
ニコニコと本当に笑っているかわからない笑顔で笑う赤毛の男性。
ルルは手首を掴まれて、部屋を出た。
「まあまあ、君もパーティーを楽しみなよ」
「・・・え、私は・・・」
人混みに入って赤毛の男性が言う。
「・・・きゃ・・・」
人混みで手が離れる。
周りを見ると、そこにもう男性は居なくなっていた。
・・・どうしよう・・・。
賑やかなパーティーの中、ルルは一人立ちすくむ。
ユエ・・・ユエどこ・・・?
人混みを避けながらルルは必死にユエを探す。
きらびやかな知らない世界。
ユエはこんなところに住んでいるんだ。
痛む胸を無視して、歩く。
手首をいきなり誰かに掴まれる。
「やあ、一人?一緒に抜け出さない?」
「・・・い、いえ・・・私は・・・」
怖い。
掴まれた手首は話してもらえそうにない。
「・・・は、離してください・・・」


