「ルル様?どうかなさいましたか?」
「う、ううん。何でもないよ。」
湯槽につかるルルはふと思った。
もともと奴隷で肉付きが良くなかった体。
今でこそ普通より少し細いくらいだ。
胸小さいな。
ルルの見たことのある女性はみんな胸が大きかった。
ユエ・・・大きいほうが好きかな・・・?
「っ・・・!」
私・・・なんてこと考えて・・・!!
私はユエの・・・、あれ?
ユエの何なんだろう・・・。
そうこう考えているうちにお風呂から上がって廊下を歩いていると、反対側からユエとタオが歩いてきた。
「だから!ユエ!お願いだよ?出てくれないと、今度こそお前危ないって!!」
「興味がないことに参加してどうなるんだ。」
ユエと視線が絡まる。
「あ・・・ユエ・・・お帰りなさい・・・」
ルルは頭を下げる。
「ルル。ただいま。」
タオを無視してユエはルルを抱き上げる。
「わっ・・・」
体からふんわりとバラの香りがする。
「お風呂上がり?」
「うん・・・」
「良い香りだね」
チラチラとルルはタオに視線がをうつす。
「ユエ・・・いいの?」
おずおずと言葉にする。
「ああ、タオか。行く気はない、だから帰って。」
「・・・はいはい。わかったよ。どんなことされても知らないからな。」
そう言うとタオは帰った。
ユエはルルを降ろす気はないようで。
「ユエ・・・歩けるよ?」
「抱き上げられるのは嫌い?」
ルルは遠慮気味に首をふる。
「でも・・・恥ずかしい・・・」
「誰も見ていないのに?」
「ユエが見てる・・・」
ルルの頬は赤く染まる。
ユエは笑ってそのまま歩き出した。


