「・・・・」
数日後、ルルは意識を戻した。
深緑のベッドで。
ルルは一瞬にして出来事を思い出した。
ユエの前であんなこと・・・・。
また嫌われちゃう・・・・。
キリッとお腹が痛んだ。
ガチャっと部屋の扉が開いた。
「・・・ルル・・・目が覚めたんだね」
ユエだった。
走ってベッドまで来たユエ。
「ルルは過度のストレスが溜まっていたらしいんだ。話してくれないかな?」
「・・・ぁ・・・・」
優しいユエの声にルルは涙が溢れた。
「・・・ずっと謝りたかった・・・疑ってごめんなさいって・・・、でも・・・ルル悪い子だからユエ怒らせちゃった・・・頑張ってご飯食べても吐いちゃうし・・・ユエの怒った時の顔思い出すと・・・辛くて・・・お腹痛くなった・・・ルルは悪い子だから・・・きっともう許してくれない・・・・って思って・・・・」
ポロポロと涙が深緑のベッドに落ちる。
「・・・・ごめん」
ユエが謝る。
「違う・・・ユエ悪くないから・・・ルルが悪いの・・・・」
「もっと別の言い方があった。ルルが壊れるような言い方した俺も悪い。ごめんな」
「・・・ユエ・・・ユエ・・・」
ギュッと起き上がったルルがユエに抱き着いた。