『え…』


彼はびっくりした表情で私を見ると
徐々に顔を赤くしながら


『もしかして…僕は早とちりしてましたか』


『違う人だと思ったんですか?』


『はい…僕の幸せはあなたと居ることでしたから』


『へ…?あ…良かった…私も勘違いしてたみたい…』


私のこと…
嫌いなんだと思ってた…


『やっと…掴めました僕の幸せを』


『私もです』


この風景がきっと引き合わせ
てくれたんだ

幸せは待つもんじゃなく
自分から掴むもの


そう教えてくれたのは
あなたとの時間だった


きっとこれからも
幸せになる為に
動いていけるはず

彼となら幸せも夢も
叶うはず


私にとってあの時間は
なによりも甘い…幸せな時間



【sweet time】end