『なっ…くそ…やってらんねぇ』
そう吐き捨てるように
言ったそいつは
くるっと向きを変え足早に
去って行った
はぁ…
面倒くさかった
パッと手を離し
固めていた体を解く
『上田君…ごめんなさい』
『ん?あぁ…別に』
俺なんであんなこと…?
ん~よく分からんな
『私…嘘じゃないよ…?』
じっと見つめられる俺
ダメだそれ
逸らしてしまうんだって…
『私ね…上田君と居るとドキドキしちゃう』
ほら
そうやって赤くして
俺を見るから見れねぇんだって
『でも楽しいし…嬉しいし…目が合うと恥ずかしい』
俺ってなんかの病気だったり
して…?
対人恐怖症とか…
ってないな
他は平気だし
『でも分かったの…それって上田君を…』

