ある晴れた昼下がり
私は今日もある人から
逃れる為

教卓の下に身を隠してる



『あんたも大変だね』


私を隠すように教卓の前
に立ち話しかけてくる
一人の女の子


『美優(みゆ)変わらない?』


『やだね、私には彼氏居ますから』


スパッと断られ
はぁ…とため息が漏れる

私の予想だと
もうすぐで悪夢の時間のはず…



『なっぎさちゃぁぁん!』


ドアから勢いよく入ってくる
一人の男は
大きな声で私の名前を叫ぶ


来た…


心の中で見つからないよう
必死に祈る私


『凪紗(なぎさ)ならトイレ』


いつものように何かと
理由をつけては追い出して
くれる美優には
毎日感謝感激だよ