『え~もう一回しようよぉ』


『しゃあねぇなぁ』



俺の腕に絡まりつく
髪を巻いてふわふわな女の
髪の毛をくしゃっと触り
プルっとした唇に俺はキスを落とす


『ねぇ修也付き合ってよぉ』


キスに意味はない
彼女でもない

ただしろっていうから
嫌いじゃないからする

減るもんでもないのに
拒むのはもったないからな


『やだ』


ただ彼女になろうと寄って
くる女は要らない

彼女なんてめんどくさい

いくらでも寄ってくるなら
適当に遊べばそこそこ楽しい



『なんでよ~?』


甘ったる声でわざと胸を
腕に押さえつけてくる女