夢の跡~はかなく消えて~

世の中

こんなものなのかもしれない……。


誰にでも

欲望はあるし

男と女


それ以上もそれ以下も無いだろう。


だが、

勘違いして浮き上がることも、ある意味才能ならば、勘違いで全てが崩れ落ちることも心に留めておかなければ成らない。


その事を

裕二は口では

『……分かっている。』

そう
答えるが、


実際は
他人事で居たのだろ。


……男二人が肩で風をきりながら店を後にする……


プライドたっぷりに

歩いて居るが


彼等のプライドは


男としてのプライドなどでは無いだろう、


なんでも簡単にしか物ごとをとらえない。

平面だけで良とする、
それで
済めばよいが

時には

大事にもなることを

知っていることを願う。