夢の跡~はかなく消えて~


結婚してる訳でもないのに……
早くも
姑丸出しな
裕二のお母さん


数回会ったことは
あるが、

これも又、
ベラベラ自分の話ばかりするお母さんで、
話しの内容と言えば、
嫁姑の愚痴ばかり

現に、裕二のお母さんは姑(裕二の祖母)と上手くいってなく
長年苦しんできたとかなんとか……
自分の時はお嫁さんとは 仲良くしたい
とかなんとか……



んな事!!!

このお母さんも
姑の話をする時の顔!!ほ~んとに、
意地腐れ(意地悪を益々腐らせた様な様子…)
★私成の解釈だが。

その様な表情は勿論、 会話も、
折り畳む様に人の話を聞かないし、割り込んで勝手に終わらせる…。


このお母さんも将来
必ず姑と同様
同じだろうと
納得する。



結婚する前に
彼氏の両親をみたほうがいい~
とはよく耳にするが…


どの家庭も
似たようなものなのだろう、
男の子はカワイイだろうし、息子にすがる母親は多いだろう……
姑と上手くいかない
旦那も役に立たない
ともなれば
息子しか居ない
そんな
母親というよりも
女の心理にも似ている。


なんであれ
裕二のお母さんも
例外では無いと
確信している



裕二の両親は
結婚当時から
嫁姑問題が絶えなく
輪をかけて
舅と姑の不仲も重なり
家族の喧嘩が絶えない家庭で育った

そんな家に裕二の母親は居たくなく
こどもの面倒はすべて姑に頼み自分は働きに出て居たと自ら話して居た。

裕二は母親に中途半端にどこか、甘えられなく育ったのであろう……。

大きく成るに従い
舅、姑の口論もエスカレートしそれに加わる様に両親の喧嘩、嫁姑のいびりも加速し、押し入れで身を潜める事も増え、

社会人に成り車の免許を取得と共に家に寄り付かない人間になった裕二は、もめ事所か話し合いさえも出来ない人間へと成長したのだ……。